結論:案件用ポートフォリオは「3本×6項目」で作る
商品PR、サービス紹介、支給素材の再編集を1本ずつ作ります。各作品へ、目的、対象、担当範囲、使用ツール、制作時間、生成・修正記録の6項目を添えます。派手な映像より、依頼後の進め方が伝わることを優先します。
完成動画だけでは足りない理由
現在公開されているAI動画の募集例でも、制作実績のURLやファイル、使用ツール、完成尺に対する作業時間などが確認されています。作品の見た目に加えて、納期と再現性を判断できる情報が必要です。
- 30秒程度のAI動画募集例:制作実績の提出を確認
- AI・広告ショート動画募集例:完成尺に対する制作時間を確認
- AI Creators Hub:商用利用、二次配布、使用AIツールの明記を推奨
実績の表記
受注前に作った作品は「自主制作」「架空案件」と明記します。実案件のように見せたり、許可のない企業名・ロゴ・商品・人物を使ったりしません。
作る3本の組み合わせ
| 作品 | 依頼者が確認できること | 完成条件 |
|---|---|---|
| 1. 商品PR | 訴求、画の一貫性、縦型構成 | 15秒・9:16・3カット |
| 2. サービス紹介 | 構成、字幕、AI音声、CTA | 30秒・9:16・5カット以内 |
| 3. 支給素材の再編集 | 切り抜き、テンポ、音、納品 | 30〜60秒・9:16・字幕付き |
3本とも同じ生成映像にせず、入力素材と担当工程を変えます。これにより「生成だけ」「生成+編集」「支給素材のAI補助編集」の違いを示せます。
練習案件1:架空商品の15秒PR
依頼文
架空の無地ボトル飲料を、朝の仕事前に飲むイメージで紹介。15秒、縦型9:16、3カット。画面内の文字は生成せず、編集で商品特徴を2つ載せる。
完成までの順番
- 0〜3秒:朝の机とボトルで視線を止める
- 3〜11秒:手に取る動きと使用場面を見せる
- 11〜15秒:無地背景で商品と短いCTAを表示する
記録する数字
- 各カットの生成回数
- 採用しなかった理由
- 生成・確認・編集にかかった時間
- 使用した素材とツール
練習案件2:30秒のサービス紹介
依頼文
架空の予約管理サービスを、個人店舗向けに30秒で紹介。問題、利用場面、変化、CTAの順。AIで背景・補助映像・仮音声を作り、正確な文章と画面は編集で載せる。
| 時間 | 役割 | 内容 |
|---|---|---|
| 0〜5秒 | 問題 | 予約管理で手が止まる場面 |
| 5〜15秒 | 使い方 | 簡単な3工程を字幕で表示 |
| 15〜25秒 | 変化 | 時間に余裕ができる場面 |
| 25〜30秒 | 行動 | 架空サービス名とCTA |
存在しない機能や実績、数値効果は書きません。架空案件でも事実確認の姿勢を見せます。
練習案件3:支給素材からショートへ再編集
依頼文
自分で撮影した3〜5分の解説動画から、30〜60秒の縦型ショートを1本作る。文字起こしと無音検出にAIを使い、結論、カット位置、字幕、音量は人が確認する。
自分で撮影した素材を使えない場合は、利用条件を確認できる素材だけを使います。第三者のYouTube動画やSNS投稿を無断で切り抜きません。
見せる比較
- 編集前の素材尺と編集後の完成尺
- 選んだ冒頭3秒と理由
- 字幕ルールと読みやすさ
- AIが提案した箇所と、人が直した箇所
各作品へ添える6項目
| 項目 | 記載例 |
|---|---|
| 目的 | 個人店舗向けサービスを30秒で理解してもらう |
| 対象 | 予約管理に時間を取られている店舗運営者 |
| 担当範囲 | 構成、生成、字幕、AI音声、編集、書き出し |
| 使用ツール | 用途と担当工程を併記。料金・規約は公開時に再確認 |
| 制作記録 | 生成12回、採用3カット、確認36分、編集45分 |
| 修正範囲 | 字幕・音量は通常修正、人物・構図の作り直しは追加生成 |
公開前の10項目
- 自主制作または架空案件と明記した
- 目的と対象が1文で分かる
- 自分の担当範囲を書いた
- 使用素材の利用条件を確認した
- 実在企業のロゴや商品を無断利用していない
- AIを使った工程を書いた
- 制作時間と生成回数を記録した
- 対応できる修正範囲を書いた
- スマホで動画を再生・確認した
- 連絡方法と対応できる案件条件を書いた
ポートフォリオの公開先は、URLを開くだけで再生でき、スマホで見やすく、相手にログインを要求しない方法を優先します。限定公開を使う場合も共有範囲を確認します。
3本が完成した後の順番
- 自分が最も再現できる1用途を選ぶ
- その用途の料金・生成・修正条件を決める
- 近い募集だけに作品URLを添えて提案する
- 相談が来たら開始前条件を確認する
- 初案件の実績を、許可を得て差し替える
受注後のヒアリング、見積もり、修正、初稿、納品をテンプレートで進めたい場合は、初案件納品キットの内容と試し読みを確認できます。
よくある質問
実案件がなくてもポートフォリオを作れますか?
作れます。架空案件または自主制作であることを明記し、実在企業のロゴや商品を無断利用せず、目的、担当範囲、制作時間、使用ツールを正直に記載します。
AI動画のポートフォリオは何本必要ですか?
最初は用途の違う3本を目安にします。数を増やすより、依頼条件へ近い作品を選び、制作過程を説明できることを優先します。
使ったプロンプトをすべて公開する必要がありますか?
すべてを公開する必要はありません。主役、動作、構図、光など、どう設計したかを要約し、完成までの判断を説明できれば十分です。
AIだけで作った方が評価されますか?
AIだけで完結したことより、目的に合う完成物へ仕上げたことが重要です。正確な文字、音量、尺、事実、権利、納品形式は人が確認します。