EDITOR PORTFOLIO

実績がないときの、
動画編集ポートフォリオ。

顧客実績を作らず、用途が異なる自主制作と自分の条件を1ページで伝えます。

先に結論

  • 実績なし:自主制作と明記し、架空の顧客名・売上・再生数を作らない
  • 作例:本数より、提案したい用途に近い1〜3本を優先
  • 説明:各作例に目的、担当範囲、工夫した1点を書く
  • 条件:参考料金、納期、修正、対応本数を隠さず書く
  • 許可:実案件は、動画・顧客名・数値・掲載先・公開時期を事前確認

ポートフォリオは「上手に見せるページ」だけではありません。相手が自分の依頼に合うか判断できる情報を、短時間で確認できるページです。

1. 誰向けの編集かを1文で決める

「動画編集できます」だけでは、依頼者は自分の用途に合うか判断できません。最初の見出しで、対象と提供価値を1文にします。

見出しの型

[対象]向けのショート動画編集。[重視すること]を大切にして、[対応範囲]まで制作します。

例:

得意ジャンルを断定できない段階では、「対応したい用途」として書き、経験していない業種の実績を作りません。

2. 用途が異なる作例を1〜3本選ぶ

作例を10本並べるより、提案したい相手の用途に近い1本を見つけやすくします。最初は次のように役割が違う3本を用意できます。

作例見せること確認する点
話す動画カット、要点テロップ、音量声が聞きやすく、文字が読めるか
商品・店舗画像、BGM、テンポ、CTA素材の出所と利用条件
長尺切り抜き素材確認、テーマ選定、冒頭元動画を使う許可

応募先が採用動画なら採用に近い作例、セミナー切り抜きなら話す動画を先に置きます。全案件へ同じ順番で送る必要はありません。

3. 実績がない場合は「自主制作」と明記する

顧客案件がなくても、許可を得た素材、自分で撮影した素材、利用条件を確認した素材を使って自主制作できます。

公開前に、素材、音楽、画像、フォント、ロゴ、人物の利用条件を確認します。「無料素材」と「商用利用できる素材」は同じとは限りません。

作例の表示例

自主制作|想定用途:採用向け社員インタビュー|担当:構成、カット、要点テロップ、BGM、書き出し|顧客案件・公開実績ではありません。

作ってはいけない表示

実在しない会社名、依頼者の推薦文、売上増加、再生数、受注本数を作り、顧客実績のように見せることはしません。

4. 各作例に4項目を書く

動画だけでは、自分がどこまで担当したか分かりません。各作例へ次の4項目を付けます。

  1. 用途:どの媒体で、何のために使う想定か
  2. 担当範囲:撮影、台本、構成、カット、字幕、音、画像、書き出しのどこか
  3. 工夫:この作例で意識した具体的な1点
  4. 表示:実案件、自主制作、一部再現のどれか

説明文の例

用途:YouTube長尺動画からX・Instagram向けの切り抜き。担当:テーマ選定、粗カット、要点テロップ、BGM、縦型書き出し。工夫:最初の3秒で質問を表示し、音なしでもテーマが分かるようにしました。表示:自主制作。

「見やすくしました」だけではなく、文字サイズ、冒頭、音量、尺など、確認できる工夫を書きます。

5. 参考料金・納期・修正条件を書く

問い合わせ後に初めて条件が分かる状態だと、依頼者も相談してよいか判断できません。確定価格でなくても、最低限の参考条件を載せます。

項目記載例
参考料金1本[金額]円から。素材尺・字幕量・納期・修正範囲で変動
標準納期素材受領から[日数]営業日
修正軽微な修正[回数]回。構成・素材・尺の変更は追加確認
対応本数月[本数]本まで。時期により要相談
納品形式MP4、1080×1920。プロジェクトは別条件

金額だけを見せず、含む範囲も書きます。正式な見積もりでは、元素材の長さ、本数、完成尺、作業範囲、初稿日、修正条件を確認します。

ショート動画編集の料金と作業範囲の分け方 →

6. 実案件は掲載範囲を事前に確認する

納品した動画を、自動的に自分のポートフォリオへ掲載できるわけではありません。契約と素材の利用条件を確認し、依頼者から許可を得ます。

掲載許可を確認する例

今回の制作物について、ポートフォリオへの掲載可否を確認させてください。掲載候補は[動画・画像]、掲載範囲は[会社名/担当範囲/一部画像/数値]、掲載先は[URL]です。不可の場合は掲載しません。一部のみ、匿名、公開時期の指定も対応します。

口頭だけでなく、掲載できる範囲を文章で残します。許可がない場合は公開せず、非公開で見せる場合も契約条件を確認します。

7. 1ページを6ブロックで作る

ポートフォリオは、次の順番なら依頼者が判断しやすくなります。

  1. 見出し:誰向けの編集か
  2. 対応範囲:カット、テロップ、音、画像、書き出し
  3. 作例:用途が近い1〜3本
  4. 基本条件:料金、納期、修正、本数
  5. 進行手順:確認、見積、着手、初稿、修正、納品
  6. 問い合わせ:連絡先と最初にほしい情報

問い合わせ時に聞く項目

公開先、動画の目的、元素材の長さ、完成尺、月の本数、希望納期、参考動画をお知らせください。未定の項目は「未定」で大丈夫です。

公開後はスマホで開き、動画が再生できるか、文字が小さすぎないか、問い合わせ先とリンクが正しいかを確認します。

ポートフォリオを使った営業文と提案先の選び方 →

初回納品後の継続・月額提案を作る →

ポートフォリオ1枚テンプレ付き

作例を作った後の提案・見積・継続まで管理する

1ページのポートフォリオテンプレに加え、見込み客、提案、3プラン、追客、納品後の継続提案を、25ページのガイド・8シート・文例30本にまとめています。

直案件・継続化キットを見る 8ページ試し読み

公開前チェック

よくある質問

動画編集の実績がなくても作れますか?

はい。自分で素材を用意し、架空の顧客実績や成果を作らず、自主制作であることを明記して作例を掲載できます。

作例は何本必要ですか?

本数に決まりはありません。最初は用途が異なる1〜3本を用意し、各作例の目的、担当範囲、工夫、自主制作か実案件かを説明できる状態を優先します。

顧客の動画を掲載できますか?

契約や素材の利用条件を確認し、掲載する動画、顧客名、担当範囲、数値、掲載先、公開時期について事前に許可を得ます。許可がなければ掲載しません。

料金を載せると高いと思われませんか?

料金だけでなく、素材尺、作業範囲、納期、修正条件を併記します。正式な金額は条件確認後に提示すると明記できます。