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先に結論
- 1TB:ショート中心で、完了案件を別の場所へ移す人の出発点
- 2TB:4K素材、長尺、複数案件を同時に置く人が比較しやすい容量
- 容量の決め方:素材容量の合計だけでなく、プロキシ・キャッシュ・書き出し・空き領域も含める
- 最重要:SSDを1台買ってもバックアップは完成しない
容量より先に、パソコンの端子、ケーブル、編集する素材のビットレートを確認します。
1. 必要容量は「ビットレート×時間」で計算する
動画の容量は、解像度だけでなくビットレートと撮影時間で変わります。概算は次の式で出せます。
1時間あたりの素材容量
ビットレート(Mbps)×0.45=約GB/時間
例:100Mbpsの素材なら、100×0.45=約45GB/時間です。
| 素材のビットレート | 1時間の概算 | 10時間の概算 |
|---|---|---|
| 25Mbps | 約11.3GB | 約113GB |
| 50Mbps | 約22.5GB | 約225GB |
| 100Mbps | 約45GB | 約450GB |
| 200Mbps | 約90GB | 約900GB |
実際のファイル容量は、可変ビットレート、音声、コンテナ、撮影設定によって変わります。正確に判断するには、普段のカメラで10分撮影し、ファイル容量を6倍して1時間分を確認する方法が確実です。
2. 1TBと2TBは保存期間で分ける
| 使い方 | 比較する容量 | 理由 |
|---|---|---|
| ショート動画を数本ずつ編集 | 1TBから | 完了データを定期的に移せるなら作業領域を限定できる |
| 長尺から複数のショートを作る | 2TBも比較 | 元素材、プロキシ、複数書き出しが同時に残る |
| 4K素材を複数案件で管理 | 2TB以上を計算 | 高ビットレート素材と作業用データで空きが減りやすい |
| 完成案件も長期間保存 | 作業用と保管用を分ける | 高速な作業領域を過去案件で埋めないため |
「大きい方が安心」だけで決めると、1台に素材を集めすぎます。作業中、納品済み、バックアップの3状態を分ける方が、容量と紛失リスクを管理しやすくなります。
外付けSSDの候補を確認する
1TBまたは2TB、パソコン側の端子、付属ケーブル、保証期間を決めてから比較してください。検索結果の最安値だけで選ばず、販売元と製品型番も確認します。
楽天で外付けSSDを比較する3. 素材以外に増えるデータを入れる
必要容量を元素材だけで決めると不足しやすくなります。案件フォルダには次のデータが増えます。
- プロキシや最適化メディア
- 音声波形、プレビュー、メディアキャッシュ
- 画像、BGM、効果音、フォント資料
- 初稿、修正版、最終版など複数の書き出し
- 受領時の素材を残した複製
AdobeはPremiereのメディアとメディアキャッシュに高速な外付けドライブを使用できると案内しています。また、キャッシュは再生や応答性に関わり、古いキャッシュを整理すると空き容量を戻せます。
4. SSD本体だけでなく、端子とケーブルを見る
商品ページに速い数字が書かれていても、パソコンの端子、USB規格、ケーブル、変換アダプターのどこかが遅ければ、その速度は出ません。
- パソコンの正確な型番を確認する
- 使用する端子の規格をメーカー仕様で確認する
- SSDに付属するケーブルの端子と規格を確認する
- 普段の素材をコピーし、読み込みと書き出しを試す
「USB-C」は端子の形を示す言葉で、同じ形でも対応速度が同じとは限りません。製品名の最大速度だけでなく、接続経路全体を確認します。
5. 作業用SSDとバックアップを分ける
SSDが1台だけなら、そのSSDの故障、紛失、誤削除で素材を失う可能性があります。重要データは、別の物理ドライブまたはクラウドにも複製します。
| 保存場所 | 入れるもの | 運用 |
|---|---|---|
| 作業用SSD | 編集中の素材・プロジェクト・書き出し | 編集速度と持ち運びを優先 |
| 別ドライブ/クラウド | 受領素材・プロジェクト・最終納品物 | 作業用とは別に複製 |
| 納品先 | 指定された完成ファイル | 閲覧権限と保存期限を確認 |
案件ごとのフォルダは「01_素材」「02_プロジェクト」「03_書き出し」「04_納品」のように固定すると、別ドライブへ複製するときも漏れを確認しやすくなります。
6. 購入前の最終チェック
- 普段の素材の1時間あたり容量を実測した
- 同時に編集する案件数と保存期間を決めた
- プロキシ・キャッシュ・書き出し分を含めた
- パソコン側の端子と対応速度を確認した
- 付属ケーブルの端子と規格を確認した
- 対応OS・フォーマット・保証期間を確認した
- 別のバックアップ先を決めた
- 販売元と型番を確認した
よくある質問
ショート動画編集だけなら1TBで足りますか?
作業中の案件だけを置き、完了データを別の保存先へ移す運用なら1TBから検討できます。元素材のビットレート、保存期間、同時進行する案件数から計算してください。
4K動画なら2TBを選ぶべきですか?
解像度だけでは決まりません。同じ4Kでもビットレートと撮影時間で容量が変わります。素材容量に加えて、プロキシ、キャッシュ、複数の書き出しを含めて判断します。
外付けSSD上の素材を直接編集できますか?
ドライブ、端子、ケーブル、パソコン側の接続規格が素材の転送量に対応していれば可能です。Adobeもメディアやメディアキャッシュに高速な外付けドライブを使えると案内しています。
外付けSSDだけでバックアップになりますか?
1台だけではバックアップになりません。故障、紛失、誤削除に備えて、重要な素材と納品物を別の保存先にも複製してください。